重量シャッター塗装工事
こんにちは、今日は重量シャッターの塗装工事をご紹介します。
地元の老舗おせんべい屋さんからの御依頼です。ありがとうございます。
品川巻き(海苔が巻いてあるおせんべい)発祥のお店だそうです。
弊社ではシャッターの塗装を行う場合、シャッター巻き上げ時の傷を極力防止
するため、PGウレタンという強溶剤の材料を使用します。これは、車の塗装で
使用する材料で、通常鉄部などに使用するウレタンよりも塗膜が固く強度があります。
施工もエアーコンプレッサーとカップガンを用いる吹き付けで行ないます。外壁塗装
や通常の鉄部塗装では塗膜に厚みを付けますが、シャッターの場合厚みが付くと、巻き
上げ時にこすれて塗装がはげてしまいます。そこで吹き付けをする事で、塗膜を極力薄
くしてこすれを防止します。もうひとつ、吹き付けをすると新品の時の工場塗装のよう
な仕上がりになり、見た目もきれいです。。刷毛やローラーを使うと、どうしても刷毛
目やローラーの目が出てしまいます。ですから新品のような仕上がりを求めるのであ
れば、吹き付けによる塗装をお薦めします。
私が現場に着いた時には既に養生が終わっており、施工前の写真を撮れま
せんでした。写真は養生をしてサフェーサー(下塗り材)を吹いている
ところです。この材料は臭いがきついので、工事日を周りの商店が休みの
お盆にしました。塗装工事をおこなう上で、臭気による建設公害が近隣から
のクレームの中でほとんどを占めています。ですから、どのようにしたら近
隣への迷惑を最小限にとどめる事ができるか、住宅街や商店街での塗装工事
の日程を組む場合、最も考慮しなければならない事項のひとつです。
さて作業工程ですが、サフェーサーを吹いた後に中塗り上塗りと2回色を吹きます。
吹き付けを行なう上で注意しなければならないのは、塗料のダレや艶のムラです。
ダレや艶のムラが発生しないよう、全体に均等に塗料を吹き付けていきます。
ダレるのを心配して吹き付け量を加減しすぎると、色が被らなかったりムラにな
ったりします。逆に、色を被そうと欲張って吹きすぎると、ダレてしまいます。
ダレる一歩手前まで吹くくらいが一番きれいに仕上がります。このようにある程
度の技術や経験の必要な難しい作業です。
そして、完成!と言いたいところですが、まだまだです。
来週になりますが、今回塗装した所に店名や電話番号などの文字を書きます。
はやく、完成した所をお客様に見てもらいたいです。
それでは、失礼します。