戸建塗装工事の注意点

サイディング直張り工法

サイディングの張り方は直張り工法と通気構法の二種類があります。

通気構法はサイディングと下地との間に約15mmの隙間が設けられています。この隙間により室内から壁体内部にくる湿気を、軒裏換気、もしくは小屋裏換気などにより排出するというものです。

一方直張り工法は、建物内部からの湿気が抜けるところがないので、下地の合板が腐食したり、サイディングボードに含んだ湿気が、太陽光によって温められて乾いたり湿気たりを繰り返すうちに、サイディングボード自体に反りが発生してきます。その結果、シーリング材が破断して漏水が発生するなど色々な不具合が出てきます。特に太陽光が当たる時間の多い南側で症状が著しい傾向があります。

このような直張り工法の場合は塗装することが原則不可能です。サイディングの張り替えをすることとなります。まず自身の建物がどのような工法でサイディングが張られているのかをチェックしましょう。

 

屋根 パミール材

屋根の塗装を行う前に確認しなければならないことがあります。ニチハのパミールという屋根材で写真の様にミルフィーユ状に層間剥離してしまう欠陥品があります。この材料を使用している場合は、塗装したとしても剥離が止まらずにボロボロになります。ですので塗装することが不可となります。

基本的にパミール材を使用している場合は屋根の葺き替え、もしくはカバー工法といって新しい屋根を既存の屋根に被せて施工する方法が取られます。

吹き替えの場合は、既存屋根の撤去費用と廃材処分費が発生するなどコスト面で割高となります。

カバー工法は既存屋根材を撤去する必要がありませんが、屋根の重量が増すというデメリットがあります。カバー工法の施工方法には二種類あり、コンパネを屋根の上に敷き詰め、その上に防水の為のアスファルトルーフィングを敷く方法と、コンパネを敷かずにアスファルトルーフィングを敷く方法があります。

後者の方が屋根の重量は軽くなりますので建物にかかる負担は最小限になります。

また、カバー工法の場合は既存の屋根の中の乾燥状態を見極めなければなりません。屋根の中が湿っているのにカバーしてしまうと湿気の逃げ場がなくなり、屋根の下地材の野地板が腐食してしまいます。

カバー工法はしっかりと状況を見極め管理を徹底すれば、コスト面から見ても最善な工法です。

まずは自身の建物にニチハのパミール材が使用されていないか確認しましょう。新築時の図面の仕上げ表にメーカーや材料名が書いてあることもあります。

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