シーリング工事の工程｜戸建改修工事

長期間による太陽光などにさらされて劣化して硬くなってしまった古いシーリング材を撤去します。

状況によって古いシーリング材を撤去しないでその上に増し打ちを行なう場合もあります。シーリング工事で一番大事なことはシーリング材の厚みを確保するということです。増し打ちを行なう時はどうしてもシーリング材の厚みが不足しがちなので注意が必要です。

適正な厚みを確保しないと早期に劣化して硬くなり柔軟性が失われ、ひび割れなどの原因となります。その結果、漏水の直接的な原因となる可能性がありますので管理を徹底する必要があります。

下地と新しいシーリング材との密着をさせるために専用のプライマーを塗布します。

プライマーの塗布に塗り忘れなどの抜けがあったりするとその部分はシーリング材が密着しませんので早期剥離や雨水の侵入により漏水の原因となりますのでしっかりと抜けのに無いよう塗りこみます。ひとつひとつの工程をしっかりと施工することが重要です。

新しいシーリング材を充填していきます。

打ち込み時には気泡が入らないように細心の注意をして打ち込みます。気泡が入ると温度上昇により膨れてしまい、シーリングの破断などの不具合が発生することもありますのでしっかりとした熟練の技術が必要です。

専用のヘラで綺麗に押さえていきます。この時に、段差などが生じやすく、後の塗装工事の仕上がりにも影響を及ぼすのでしっかりと平滑に仕上げます。

このような工程を経てシーリング工事は完了します。

シーリング材には色々な種類や打ち方があります。建物の種類や状況にあったシーリング材を選定することが重要です。