ウレタン塗料｜塗料の種類

ウレタン塗料は数ある塗料の中でも比較的安価な塗料です。缶を開けたらそのまま塗料を使用できる一液形と、主剤と硬化剤の二つの液を混ぜ合わせて使用する二液形があり、更に水性系と弱溶剤系と強溶剤系があります。弱溶剤系の方が水性系よりも耐候性に優れ、仕上がりの艶感もテカテカになります。欠点としてはシンナー臭がしますので換気をしっかりとする必要があります。

一液形よりも二液形の方が耐候性が良く、仕上がりも綺麗になりますが、材料の管理が容易という理由から一液形を使用する業者もいますので注意が必要です。一液形を安易に使用すると艶の出方にムラが発生したりと綺麗に仕上がらないことがあります。

水性系のウレタン塗料は最近になっては、耐候性が短いという理由から外壁の塗装にはあまり使われることがなくなりましたが、弱溶剤系のウレタン塗料は主にＳＤ（鉄製の扉）や鉄骨階段などの鉄部塗装に用いられています。

強溶剤系ウレタン塗料は硬い塗膜を形成するといった特徴があります。刷毛やローラーでは仕上げることが難しく、通常は吹付け塗装により仕上げをします。巻き揚げ時に傷が付いてしまうシャッターなどの仕上げ塗料に使用して傷を防止します。工場塗装の様に均一で硬い塗膜が得られるので、まるで新品になったような状態に仕上がり、新築時の美観を取り戻すことができます。

耐用年数は８年〜１０年と言われています。

ウレタンという名称から、屋上などの床の防水工事に使用される、ウレタン塗膜防水材と混同されるお客様もいらっしゃいますが、鉄部や外壁の塗装工事で使われるウレタンと、防水材のウレタンとでは全く別の物です。こちらで説明しているウレタン塗料は防水材ではありません。雨漏りを止める性能はありませんので注意が必要です。

日本ペイント　ファインウレタンＵ１００

　　　　　　　一液ファインウレタン

エスケー化研　クリーンマイルドウレタン

　　　　　　　一液マイルドウレタン